2011年7月アーカイブ

あやのみえ旅!! 2011/07/22(金)放送分

みなさんこんにちは、伊藤あやです

毎週金曜日「READY!」内
午前9時30分頃からお送りしている
 
あやのみえ旅(・∀・)

2011年7月22日(金)は 熊野市紀和町にある

入鹿温泉 ホテル 瀞流荘をご紹介しました

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大自然に囲まれて、
ゆったりとくつろげる宿として人気のこの瀞流荘

宿泊施設としてはもちろんのこと
いろ~んな魅力があるんです!
 
まずは・・・「温泉」
 
ここは、入鹿温泉と湯ノ口温泉の
2つの温泉を楽しむことができるんです。
 
そしてその2つを結んでいるのが トロッコ列車!
 
約1kmのトンネルをくぐって走る
10分間の小さな旅を昭和の風と共に楽しめるんです
 
覚えていますか?
 
2年前の2009年6月に
「あやのみえ旅」でご紹介したトロッコ列車ですよー♪
 
ガタガタ、ゴトゴト・・・
 
あの体に感じる振動がまたいいんですよね~
 
それに鉱山を走るので中は涼しくて気持ちイイ
夏にはピッタリですよ~☆
 
私も乗ったときはまるで子どもに戻ったように
(・∀・)はしゃぎましたもーん!
 
そしてすぐそばには、清流 北山川!!

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それもなんと!
 
この川で採れた鮎を
ここ瀞流荘で食べることができるんです!
 
私も鮎の塩焼きを頂きましたが
焼き上がりの香りは、香ばしく 身はホクホク☆

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さらに、鮎は苔を食べて暮らしているため
内臓まで食べられるんですよ!
 
そう、まるごと~♪
 
ほんのりとした苦味と脂みが凝縮されています☆

「北山産 天然鮎会席」もありますよー!

そして、お料理といえば!!
 
熊野地鶏会席(^-^*)/
 
見てください!この豪華なお料理♪

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熊野地鶏と言えば、
約100日をかけ、ゆったりとした自然の中で
元気いっぱいに育てられた自慢の高級肉用鶏です!
 
そんな熊野地鶏の生産から加工までを
この紀和町ふるさと公社が一貫して行なっています
 
番組の中でご紹介したお料理がコチラ↓

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熊野地鶏を新姫としょうゆで漬け
マーガリンで香ばしく焼き上げた1品です。(写真:左)
 
奥にある鉄板の上に乗せて
ジュージューと焼くんです。そして、サラダに巻いて食べる!!

焼いている音を聞き、いい香りを嗅いでいるだけで
もう早くヾ(*'-'*)食べたーいって感じでした♪
 
そして、少し焦げ目がついたあたりで皿にとり
野菜を巻いて・・・いただきまーす☆
 
パクッ!!
 
(・∀・)おいしーい!!
 
旨みとコクがあって
噛めば噛むほど旨みが増すんです!
 
それでいて、低脂肪なのでヘルシーなんですよ~。
 
それにしても、マーガリンで焼いているのに
驚くほど脂っこくない。
 
その秘密は、やはり!!
 
柑橘系の新姫のさっぱり感なんですよね~
 
この組み合わせは、本当にベストマッチです
 
ちなみに、相性がいいのには
もう1つ秘密があって地鶏のエサにも
新姫の粉末が入っているんですって!
 
この他にも、地鶏の串焼きに
地鶏の蒸し味噌和え、地鶏燻製サラダ
新姫のくず寄席など・・・

とにかく、地元産にこだわったメニューばかり!!
 
お話しを伺った料理長の北野さんは

これからも、特産品を使った
いろいろなメニューを一丸となって開発に取り組み
熊野を一緒に盛上げていきたい
とおっしゃっていました。
 
さてさて・・・

景色と料理に続いては、温泉でーす♪

始めにも話したように、こちらには
瀞流荘の入鹿温泉と
湯ノ口温泉の2つの温泉が楽しめます。

せっかく来たんだからということで
ちょっと贅沢?2つの温泉に入ってきました~
 
まずは、瀞流荘!

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目の前に壮大な北山川の豊かな自然が広がる露天風呂

ここからの景色がまたすばらしいんです!! 

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日常を忘れ、あふれ出る良質の湯に
身も心も癒されてきました~♪
 
そしてもう1つが、瀞流荘から
トロッコで10分のところにある湯の口温泉!
※車でもおよそ10分で到着
 
瀞流荘からわずか10分という場所にありながら
こちらは隠れ宿のような落ち着いた雰囲気がありました。

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「秘湯」という言葉がピッタリですね~
 
それでいてどこか懐かしいような匂いも・・・

入り口にある看板を見ると・・・

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670年あまりの歴史があるんですって!すごい!!
 
そんなこちらの特徴は、なんと言っても!

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湯温45.7℃の食塩温泉は
地下1300mから湧き出しています!
 
それも人の手を一切加えず
(温度調整もせず)
源泉にそのまま浸かれる温泉なんですよ!
 
一見、45.7℃と聞くと
あつ~いと思うかもしれませんが
そこもちゃ~んと考慮されているんです。
 
外の気温を見ながら
お湯の量を調整しているんですって!
 
そしてなんと!
 
こちらは、7色の湯とも呼ばれ
日によって色が7色に変わるんだそう。
天然の湯ならではですよね~
 
豊富な湯に包まれ、熊野の秘湯を満喫してきました!

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体をやさしく包んでくれるとともに
じんわりと体中へしみわたる感じがありましたね~

それに、なんだかこの景色を見ていると

暑いはずなのに、その暑さも忘れてしまいます。

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心地いい汗をかいてきました~♪

こうしたかけ流しの湯のよさはもちろんですが、
鉱山発掘に栄えた当時から
地域住民たちの湯治場として
長年愛され続けているというのがまたいいですよね。

いつまでも、この雰囲気と
すばらしい湯が残ってほしいと思いました!
 
2週にわたって特集した 熊野市紀和町の旅

いかがでしたか?

ちなみに、こちらの北山川では

ウォータージェット船や、ラフティングも楽しめるんですよ!

※天候によって運行できない場合があります。事前のご確認を!

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ぜひ、熊野市で
ステキな夏の思い出を作ってくださいねー☆

瀞流荘

住所 熊野市紀和町小川口158
電話 0597-97-1180
 H P  http://www.ztv.ne.jp/irukaspa/seiryusou/index.html

あやのみえ旅!! 2011/07/15(金)放送

みなさんこんにちは、伊藤あやです

毎週金曜日「READY!」内
午前9時30分頃からお送りしている
 
あやのみえ旅(・∀・)

2011年7月15日(金)は 熊野市紀和町にある

「丸山千枚田」
をご紹介しました★

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丸山千枚田といえば 日本最大級の棚田!

何度みてもすばらしい眺めですね~♪

私が訪れたのは、9日(土)の夕方

この日はとってもいい天気で、立っているだけで汗がじんわり・・・

そんな喉の渇きをうるおしてくれたのが

紀和町特産の新姫を使ったジュースとかき氷!

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香り豊か、さわやかな味わいで
汗がスゥ~とひいていきました。

他には会場で、熊野地鶏や梅の販売などもありましたよ!

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それにしても、時刻は5時を迎えようとしているのに
まだまだ太陽が高いなぁ・・・

と、思っていたら

虫おくり保存会の新谷進さんが

ここはね。

遅くまで西日があたる場所として有名なんだよ!

だからイネの生育がいいんだと教えてくださいました。

へ~、なるほど~!!

それに、ここを流れるは本当にキレイ☆

清流に加え、太陽の恵みいっぱい!
おいしいお米ができるはずですね~!

そんな丸山千枚田にはある課題があります。

それは、地域の人口減や
少子高齢化などの影響による棚田の保全

棚田ということもあって、機械を使うことができず
すべて手作業で行わなければならないことも
棚田減少へとつながっているようです。

そこで立ち上がったのが
丸山千枚田保存会をはじめとする地域の方々であり

そのよさをより多くの人に
"参加"という形で広げようと設けられたのが
丸山千枚田 オーナー制度です。

みなさんの中にも、
オーナー経験がある方いらっしゃるかもしれませんね。

ちなみに私もその1人デス(・∀・)♪

こうして今では、県内外
多くの人々の手によって支えられている丸山千枚田

一時は500枚程度まで減った棚田の数も、
現在は1340枚まで戻っているそうです

地域の努力も実っています!!

そう考えると・・・

景観のすばらしさはもちろん自然が生み出すものですが
やはりそれを守る人たちがいるからこそのことなんですよね!

さて今日はそんな丸山千枚田の農耕文化の1つ
「虫おくり」行事をご紹介しました。

こちらは、虫おくりの前に行われたミニコンサート!

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レディオキューブでもおなじみですよね
(Brilliant Timesにも出演)

元宝ジェンヌ 夢輝のあさん♪

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広大な景色をバックに
美しい歌声を棚田一面に響かせ
多くの人がその声に魅了されました。

夢輝さんも、

「こんな素敵な場所で歌えるなんてとっても光栄です」

と口にされていましたよ!

その後私たちは、棚田を少し上ったあたりにある丸山神社へと移動

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続々と人も集まってきました・・・

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中には、浴衣姿の子もいましたよ~

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そしていよいよ出発!?

と、その前に・・・

掛け声の練習です(笑)

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みなさんいい声出てました~

これでもうバッチリですねッ!

あたりが暗くなりはじめた午後7時20分

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お札をもった会長のあとに続くように

丸山神社を出発します!!

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そして、ちょうちんを手に私たちは

太鼓・鐘の音色 そして

「虫おくり殿のお通りだ!」 

の掛け声とともに丸山千枚田を目指します!

そもそも虫おくりとは

昭和28年まで実際に丸山地区で行われていた行事で
現在の稲作駆除にあたるものです

当時農薬などもなく、なすすべがなかったことから

地域の子どもたちが集まり
お寺からお札をもらって、たいまつと太鼓、鐘などを手に
千枚田の中を練り歩き虫を追い払ったそうです。

しかし、その行事もいつしか途絶え・・・

それを熊野古道が世界遺産となったことを記念して
平成16年に地元の方々が復活をさせました。

そして平成21年からは
棚田に多くのたいまつをともし
幻想的な景観の中で虫送り行事が行われるようになりました。

そして今では
丸山千枚田の夏の風物詩となっています!

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棚田一面には、1340本のたいまつ
話には聞いていましたが、
実際その景色を目の当たりにすると
思わず「うわぁ~」と大きな声をあげてしまいました(笑)

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また日中の暑さがウソのように
心地いい風が吹き、その風に吹かれて
ゆらゆら揺れるたいまつの明かりは
昼間とはまた違った幻想的な世界を届けてくれました★

まるで、夜空の星が地上へ降り注いだかのようです。
地上の星ですよね!

そうした中を、虫おくり実行員会会長を先頭に
列をつくり練り歩くのです。

それにしても、こどもたちもとっても元気!

私たち大人も圧倒されるほどでした。
そんな子供たちの元気な声に
地域のおばあちゃん、おじいちゃんたちはうれしそうに見ていました。

こうして、伝統は受け継がれていくんでしょうね・・・

そして棚田を歩くことおよそ30分。

最後は北山砲による花火が夜空を彩りました!

それも、私たちがいる
数メートルのところからあがったんですよ!
本当に迫力ありました~!

花火は、音を録るので精一杯で
カメラが間に合わず撮れませんでした(>_<)ごめんなさい・・・

※こちらは、夕方に撮影した北山砲

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そして、花火のあとは
虫おくり前にコンサートを行った夢輝のあさんとともに
「見上げてごらん夜の星を」をみんなで合唱し
フィナーレを迎えました♪

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実は虫送りには、虫を追い払う以外にも
もう1つ意味が込められています。

それは・・・

「豊作」です!!

今年も、たくさんの
おいしいお米がとれますように~★

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ちなみに来週も熊野市特集!
(・∀・)お楽しみに~


■紀和町ふるさと公社

電話 0597-97-0640
HP  http://www.kiwa-furusato.com/




あやのみえ旅!! 2011/07/08(金)放送分

みなさんこんにちは、伊藤あやです

毎週金曜日「READY!」内
午前9時30分頃からお送りしている
 
あやのみえ旅(・∀・)

2011年7月8日(金)は 桑名市長島町

「長良川河口堰&アクアプラザながら」
をご紹介★

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7月は河川愛護月間!

そして、7月7日は
国土交通省が制定した「川の日」でした。

というわけで、今回は川にまつわる場所♪

「長良川河口堰」という言葉は
ニュースなどでも耳にすることはありますが
実際どんなことをする施設なのか
みなさんご存じでしょうか?

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ちなみに私は知りませんでした^^;

そこで、詳しいお話を

独立行政法人 水資源機構
長良川河口堰 管理所 総務課長 河合佳之さんに伺いました!

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長良川・木曽川・揖斐川からなる木曽三川

その下流地域は、川よりも非常に低い土地にあるため
水害が頻発する輪中地域です。
(輪中地域=集落を堤防で囲み洪水から守る)

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そのため、古くから洪水との闘いが繰り返されてきました。

昭和34年9月には東海地方を伊勢湾台風が襲い
愛知、三重県を中心に、高潮と洪水によって
いたるところで堤防が決壊し、死者・行方不明者が
およそ5千人に達する大きな被害を出しました。

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そして、長良川の洪水を安全に流すための
いろいろな方法が考えられるようになりました。

まず出された案は、ダムの建設!

しかし、長良川は上流に
ダム建設の適地が少ないとの理由でこれを断念。

そして、下流部の川底を掘ることによって
洪水を安全に流すこととされました。

確かに川底を掘れば
それだけ水位も下がりますからね。

でもここにも、新たな問題が・・・

川底を掘ったことによって
塩水が一気に浸入するということが発生

これに伴い、今まで
塩害のなかった地域でも川の水が塩水化

川から取水している用水が
利用できなくなるばかりでなく
地下水や土壌も時間の経過に伴い塩水化して
農地への影響も心配されました。

そこで最終的に出されたのが
川底を掘ることで河積を拡大させ
河口部では潮止めを行なうということ。

運用としては

普段はゲートを降ろし塩水のさかのぼりを止め
非常時には水門を全開にし
一気に水を流して町への浸水を防ぐという
方法をとることとなりました。

効果について河合さんに伺ったところ

川底を掘ったことで、2メートル水位が下がったので
平成16年の大出水でも、安全に水を流すことができた。

また、これまでは
潮の満ち引きによって水位に変化が現れ
供給できる水にも差が出ていたが
河口堰の本格運用によって
上流が真水となり安定的な取水が可能となったそうです。

ちなみに、現在は 三重県津市、および松阪市
また愛知県知多半島地域のおよそ80万人が
新たな水道用水の供給を受けているということです。

それだけ、豊富な水資源であるとも言えそうですね!

それにしても、私の住む松阪もだなんて・・・
ありがとうございます(^^;)

そして、気になる環境面(生き物たちへの影響)については

魚類などの遡上・降下のための施設として
3つのタイプの5つの魚道が設置されています。

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これらの魚道では、
アユの遡上も確認されていて

アユの遡上期・降下期には
十分配慮したゲート操作も行なわれているということです。

ちなみに、その先をよ~く見ると・・・

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わかりますか?

こいのぼりならぬ、アユのぼり!

「アユのぼれ~!!」の願いを込めてだそうですよ!

なんだか(・∀・)カワイイ~♪

そして、番組の後半では

長良川のこと、河口堰のことを
いろんな角度から見る、学べる施設
「アクアプラザながら」をご紹介しました。

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館内には、河口堰のはたらきとしくみを説明するコーナー

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流木をすくいあげ
地元のNPOと連携し"チップ"にするという
リサイクルの仕組みを紹介するパネル展示

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長良川・河口堰の仕組みクイズで学ぶコーナー

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当日来ていたカワイイ女の子と一緒に
(・∀・)クイズに挑戦しました~!!

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クイズはなかなか難しかったんですが
仮に間違えてもちゃんと解説が出るので
しっかりと学ぶことができます!

この他には・・・

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伊勢湾台風の被害を伝えるパネル展示に

2Fに行くと・・・

河口堰の全容を大型映像システムで
わかりやすく説明するワイドビジョンシアター!

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長良川の洪水と、治水の歴史
生育する四季の鳥や魚がよくわかるパネルなどもありました!

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そして、3・4Fは 「展望室」

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高い施設は他にもたくさんありますが
ここは、4Fでも、眺めはバツグン★

360度景色を見渡すことができ
遠くは、名古屋のJRセントラルタワーズなんかも見えましたよ!

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水害から地域を守り
将来にわたる水資源を確保するために建設された「長良川河口堰」

隣接する「アクアプラザながら」だけでなく
河口堰も見学ができますので
ぜひ気軽に訪れてみてください♪

あっ!そうだ!!

夏休みに自由研究を兼ねて
親子で訪れてみるのもいいかもしれませんねッ★

そして、今回お話を伺った河合さんは
最後にこんなこともおっしゃっていました。

「この地域に住み、過去に水害の被害を受けた方にとっては
 今もなお、大雨や台風におびえ
 洪水が予想されるときは自主避難される方も多い。
 それくらい恐ろしいものであるのだと。
 だからこそ、私たちは 長良川河口堰で不安を取り除き
 みなさんの生活を守っていきたいと・・・


やはり、町の人にとって
安心して暮らせる町づくりというのは一番ですもんね!

はじめにも言いましたが、7月は河川愛護月間です。

今日のあやのみえ旅を通じて
私たちの生活に欠かせない川について
今一度考える機会になればと思います♪


■アクアプラザながら

場所 桑名市長島町十日外面139
電話 0594-42-5012 
HP  http://aquaplaza-nagara.jp/



あやのみえ旅!! 2011/07/01(金)放送分

みなさんこんにちは、伊藤あやです

毎週金曜日「READY!」内
午前9時30分頃からお送りしている
 
あやのみえ旅(・∀・)

2011年7月1日(金)は 鳥羽市相差町にある

「相差海女文化資料館」
をご紹介しました★

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古くから女性の願いなら
必ずひとつは叶えてくれると海女達から信仰され、
 
現在では全国から
参拝者が絶えない石神さん(神明神社)
 
その神明神社からほど近い場所にあり
相差の歴史や海女文化を伝えているのが
この相差海女文化資料館です。

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鳥羽市相差と言えば
言わずと知れた海女と漁師のまち」

こうした歴史ある文化が
根付いた町ということもあって、町全体が
「ミシュランの1つ星★」にも選ばれているんですよー!

鳥羽志摩地域において、相差は
最も多くの海女が暮らしているそうです。

また、ここは資料館としてだけではなく
旅や観光案内所という役割も担っていて
まさに、町の観光拠点となっている場所です!

こちらが今回お話を伺った
相差海女文化運営協議会 野村さん

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ここ数年は、パワースポットブームもあって
来館者も急増しているそうです。

ちなみに、その数
昨年の3万2000人に対して
なんと!2倍の6万人

すごいですね~

館内には、海女の道具をはじめ

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海女の姿を描いた 銅版画家・吉田賢治さんの作品

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そして・・・ 「海女の世界」

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磯着に身を包み、船から潜る海女の作業風景を
等身大のジオラマで再現した海女の世界
です!

海女が身につけているのは
今ではあまり見られなくなった磯着!
サメは、磯着がキライなんだそう)

ちなみに、現在の海女さんは潜水服を着用していますね!

海女は、漁のスタイルによって
舟人(ふなど)徒人(かちど)に分けられるんですが、
舟人は 男性(夫)とペアになり小船で沖へ出て漁をします。
一方、徒人は近場の磯で潜く海女のことを言いますが
こちらは、見てのとおり舟人の海女

命綱をつけた海女が海へり
漁を終えると海女は夫に合図を出し
一気に引き上げます。一見簡単そうな作業でも
息があっていないとなかなかできないことですよね!

潜水時間は、人や漁によって違いますが1分から3分ほど。
深さは、
徒人が3~5mで
舟人の場合は、10m以上潜る時もあるんだとか!

耳への負担も大きい上
何よりも命がけの作業といえます。

そうした危険から身を守るため、また豊漁を願って訪れるのが
神明神社(石神さん)なんです。

また守るといえば
海女が身につける魔除け「セーマンドーマン」もありますね!

そして、番組の後半にご紹介したのが「春雨物語

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みなさんは「春雨物語」をご存知ですか?

明治44年11月24日
相差菅崎の八正道沖の暗礁に駆逐艦「春雨」が座礁しました。

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※模型展示

海上は大荒れで救助に向かう船さえも近づけない状況

そんな時、相差の海女たちは驚くべき行動に出たのです。
そう、荒波の中なんと!
陸から海へと入り救助に向かったのです!!

自分たちの命もかえりみず・・・

そして、こうした海女の必死の救助もあって
8人の命が救われました。

残念ながら44人は亡くなりましたが
8人でも救われたことが"奇跡"だといわれています。

体をはって海へ挑む海女の心意気!
本当にすごいです・・・

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以来、毎年慰霊祭が行なわれ
今年は海難事故から100年を迎えます。

そして、現在相差では「春雨物語」として
劇が上演されたり、学校などで紙芝居が披露されるなど
子どもたちにも伝える活動が行なわれています。

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また、今回お話を伺った野村さんも
"伝えることが私たちの役目である"と、おっしゃっていました。

現在相差にいる海女は120~130人

年々その数は減少傾向にありますが
中には、この町に嫁いだ女性が日頃から海に親しむ間に漁を覚え
子どもの手が離れた頃に海女になるという方もいるんだそうです

海女の人数を一気に増やすことはできないかもしれないですが
私たちにもできることがあります。

それは・・・

「美しい海を守ること

美しい海があることで、漁ができる!

それは最終的に

海女文化を支えることにもつながると、野村さんは言います。

やはり、漁に関わる人たちだけの問題ではなく
町全体で取り組み、守る心が必要なんですよね!

実は、相差という町は海を守る意識が非常に高く
下水道の普及率はこの地域ではダントツトップなんだそうです!

妻として、母として
そして経済的にも家族の暮らしを支え
休む間もなく働き続ける海女さんたち

過酷な海女の作業の中でも
町で出会う海女さんはみんな明るくて
海女である誇りをもっていらっしゃいます。

相差には、海女文化資料館のほかにも
相差かまどを訪れたり、町歩きをするだけでも
実際に海女として活躍する方々と接することができます。

今は、パワースポットブームで
女性の願いを1つ叶えてくれるとされる石神さん、神明神社を
目的に訪れる方も多いですが
その際は、ぜひ海女文化にも触れてみてください♪

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美しい海と、海女という大切な文化が
いつまでも残りますように・・・★


■相差海女文化資料館

場所 
鳥羽市相差町1238
電話 
0599-33-7453
開館 9:00~17:00 (入館料 無料)


あやのみえ旅!! 2011/06/24(金)放送分

みなさんこんにちは、伊藤あやです

毎週金曜日「READY!」内
午前9時30分頃からお送りしている
 
あやのみえ旅(・∀・)

2011年6月24日(金)は 鳥羽市相差町にある

「古民家 海女の家 五左屋」
をご紹介しました★

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「女性の願いをひとつ叶えてくれる」とされる神社として人気の
石神さん(神明神社)の参道沿いにある五左屋

ここは、鳥羽商工会議所と
相差海女文化運営協議会が共同で進めている
「青都(あおのみやこ)鳥羽ミュージアム」事業の一環で
国土交通省の観光圏事業を活用し
今年3月17日にオープンしました。

年々増えている神明神社の参道にある古民家を整備し
休憩所や特産品の販売、海女文化の紹介を行う施設を作ることで
参拝者の利便性を向上させるとともに
地域を活性化したいという思いで誕生したんです。

建物は、民宿山川さん所有の
築80年ほどの木造の古民家!

それを約1年かけて改築しました。

これがまた、雰囲気がとってもいいんですよ~♪

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中に入って、まず目に飛び込んできたのが

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海女の姿を描いた 銅版画家 吉田賢治さんの作品!

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このほかにも、海や海女をモチーフにした商品がズラリ!

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中には、女性の願いを1つかなえてくれる石神さんにちなんで

こんな商品も!!

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「ねがい姫」という名のなんです♪

中には、石神さんの紹介もちゃ~んと入っているんですよ!


あっ!!


あちゃー。自分で買うの忘れたー(・∀・;)ざーんねん。

このほか、セーマンドーマンをモチーフにしたアクセサリーなどなど!

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そして!

地元の特産品コーナーも♪

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鳥羽市浦村の牡蠣しょう油に牡蠣ポン酢!

ご自由にどーぞ! と、試食もありまーす!

というわけで、早速・・・

おいしい~(・∀・)♪

磯の香が広がり、和風でさっぱりしているので
これからの暑い季節にもピッタリです!

サラダだけでなく、豆腐や、玉ねぎスライスにもあいそうです。

また、夏にぴったりと言えば、鳥羽サイダーもありましたよ~

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見ているだけでも、涼しげですね~

そして奥へと進むと・・・

なんと!!

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古民家ということもあって

囲炉裏や、台所がそのままの姿で残されているんです。

まさに、その時代へタイムスリップしたみたい☆

そして、隣の和室へ・・・

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すると!!

大きなパネルが~

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海女の暮らしが一目でわかる大きなパネル!

それにしても、海女が漁をする姿は知っていても

どのように暮らしているのかって意外と知りませんよね。
いや~、勉強になります!!

それにしても、朝早くから

家事→農作業→潜水作業→昼休み→潜水作業→家事・・・ 

いや~本当に大変です^^;海女さんはパワフルだ~!

ちなみに、1Fには和室が2部屋あります!

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その横を見ると・・・ 

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あれ?これって・・・

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そう、なんと。海女の畑なんです!!

さきほど言った海女の1日に含まれる「農作業風景」

こちらでは、なすやトマトなどの夏野菜が育てられています。

風通りがよくて、気持ちいい♪

ここに座って外を眺めていると
心がとっても安らぎ、の~んびりとした時間が過ごせます。

それでは、続いて・・・ 2Fへ参りましょう!

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階段の途中には、セーマンドーマンをモチーフにしたオブジェも~

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そして2Fは・・・というと!

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さきほどの和の雰囲気とはまた一味違った
黒を基調としたオシャレな造り・・・

そして、海の図書館もあるんですよ~

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そう、海にまつわる書籍を集めたコーナーなんです

例えば・・・ 「目で見る 鳥羽・志摩の海女」

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そして、こうした子ども向けの本も~

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いや~、「スイミー」懐かしい!!

参拝した後、ここで本を片手に休憩がてら
のんびりお茶でも・・・というのもいいですね!

前半で少し、販売スペースの話をしましたが
ゆくゆくは、海女さんがとってきた魚の干物や海草
ところてんなどの海産物の販売も予定しているということで、
今後の変化も楽しみです!

そして、今回私が旅して感じたことは

ここができたことで、
町の雰囲気が変わったなってことなんですね。

お店の雰囲気は古民家で落ち着いた感じなんですが
そこに並ぶ商品がとっても華やかで
町に明るさを、そしてにぎわいを
もたらしてくれているなって思いました。

そういうところでも、今後どうなっていくのか
どのように愛される場所になっていくのか
とっても期待しています☆

こちらが今回お話を伺った中川さん(右)

五左屋の方はみなさん親切で明るい方ばかり!
ぜひ気軽に訪れてみてくださーい♪

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最後は、本日のおまけ!

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各テーブルには、折り紙で作られた
こんなかわいい魚たちが~(・∀・)♪

あちこちにいる海の生き物たちを
探してみてくださいね!


■古民家 海女の家 五左屋

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住所 鳥羽市相差町神明神社参道1406
電話 0599-33-6770
時間 9:00~17:00 年末年始など休み