2011年2月アーカイブ

あやのみえ旅!! 2011/02/25(金)放送分

みなさん、こんにちは! 伊藤あやです

毎週金曜日「READY!」内
午前9時30分頃からお送りしている
 
あやのみえ旅(・∀・)

2011年2月25日(金)は

「名張市 青蓮寺湖 観光村」をご紹介しました★


青蓮寺湖 観光村と言えば・・・
 
夏から秋にかけては、ぶどう狩り
そして、冬から春は、いちご狩りができ

1年を通じてフルーツ狩りが楽しめる場所ですよね~♪

そして、今回は!!
 
食べ放題のいちご狩り~(・∀・)♪

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 お邪魔したのは、栢本農園です!

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お話しは、青蓮寺湖ぶどう組合いちご部 部長
栢本健司さんにご案内いただきましたー!

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見てくださいよ!この広~いハウス

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広さは1000平方メートル

全長55メートル 横幅20メートルもあるんです。

目の前には、真っ赤に色づいたいちごが並び
ハウスの中は、あま~い香りが漂っていました♪

そして入って感じたのは、非常にキレイであるということ。
清潔感ありますよね。

どうしても気温が上がるとイチゴがやわらかくなり
痛みやすくなるのでそういうイチゴは摘み取り
常に清潔な状態に保っているそうです。

さらに理由はもう1つ

こちらは、土を使わず、パイプの中に流れる養液だけで栽培しています。
つまり、高設ベッド式の養液栽培で育てられていることもあり
足場の土を気にする事なく、こうした清潔な状態で
おいしいいちごを味わうことができるんです!

いや~。それにしても おいしそうなイチゴだこと♪♪

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いっぱいなってる!なってる!!

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それに見た目もかわいいですよね★

食べるのがもったいないくらい・・・

でも、食べますけど!(笑)

こちらで栽培されているいちごは全部で3種類

あきひめ: 実が柔らかくとっても甘いいちご
女  峰: 甘さと酸味が共に豊富ないちご
紅ほっぺ:  とっても甘くて実がかたいいちご

全ての種類食べましたが、品種によって
見た目も味もまた違うんですね~

ちなみに私は・・・

甘みの強い紅ほっぺがお気に入りです♪

ただ、甘みと酸味のバランスのとれた女峰もいいなぁ・・・

それにあきひめだって・・・
 ん~。

ハイ・・・全部おいしいです(笑)

それぞれに特徴がありますから
好みに合わせて食べるのが一番ですよね~

ここでとっておきの情報を~!

★いちご狩り講座★ (栢本さんに教えてもらいました)

<取り方>
取る時は ムリにひっぱると
房の軸がポキンと折れてしまったりして
周りにあるこれから実になろうとしている
イチゴの成長を妨げてしまうことにもなるそうです。

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そのため、取る時は
イチゴをやさしく、手のひらにのせ
イチゴをかかえ込むように指先でつつみ
手首を手前にクッとひくようにすると
キレイに取ることができます。

続いては、食べる時!
 
イチゴは特に先端が甘いので
ヘタの方から食べると
徐々に甘さが増すのでより一層おいしく感じられ
食べ終わると、もう1つ、またもう1つ!
と食べたくなるんですって~!

そんなことを踏まえながら

早速 いただきまーーす(・∀・)♪

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おいしい~~~~ 甘~~~~~い

それに果汁たっぷりでジューシー。
どこを食べても甘い!!

太陽の光をたっぷり浴びているので色艶がよく、形も美しい!
そしてもちろん、味も 最高です★★★

思わず幸せな気持ちになりました。

1粒でこんなに幸せになれるなんてね~

って言ったら、栢本さん

「じゃぁ、1粒でいいですか?」って

ちょっと待ってくださいよ~。

そ、そ・・・その・・・と、そうした冗談も言いながら
いちご狩り楽しませてもらいました♪

いや~、食べた。食べた!

「おいしい。おいしい・・・」と言いながら

いくつ食べたことか(笑)

バスツアーのお客さんと一緒に!

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こちらは、名古屋から観光バスで訪れたみなさんです。

みなさん、おいしいいちごに大満足の様子で
帰られた後を見ると
真っ赤ないちごがほとんどなくなっていました(笑)

でも大丈夫!

いちごはここだけではありませんから♪

栢本さんも、愛情込めて育てたいちごだからこそ
みなさんにいっぱい食べて帰ってもらいたいと
笑顔でおっしゃっていました。

ただ、その裏には いろいろなご苦労があるんですよね・・・

伺ったところによると、

いちごのシーズンは冬から春ですが
栽培は1年以上かけて育てられるそうで
それに何よりも温度管理が重要!
今年は寒い日が続いたことから
暖房代も随分とかかってしまい大変だったそうです。

また、いちごの病気にも気をつけなければなりません。
ただそのまま口に入れるものですから
極力農薬をおさえて、栽培されているんだとか。

私たちの見えないところで、こうした苦労があるんですよね・・・。

そんな思いも大切に、おいしく頂きたいものです。

(・∀・)ごちそうさまでした~!!

そして最後はお知らせです♪

いちご狩りがより楽しめるイベントがありまーす!

伊賀まちかど博物館と
青蓮寺湖ぶどう組合いちご部 初のコラボイベント★

「いちご・いちえ」が3月12日(土)に開催されます!

■約30分のいちご摘み
■いちごそっくりのフェイクスイーツ作り!
 ※いちごのストラップを作ります
■本物のいちごのお土産つき

お子さんと一緒に参加するのもいいですよね~

参加費は、いちご園入園料
フェイクスイーツ材料、講習費コミで

中学生以上 1,700円
小学生    1,500円
幼児は    1,100円 です。

場所 青蓮寺公民館
時間 午前10時30分~ と午後2時~ の2回開催
定員はそれぞれ25名です。 

イベント「いちごいちえ」、またはいちご狩りについて
詳しくは 電話 0595-63-7000  です。

なお、青蓮寺湖ぶどう組合いちご部のHPもあります。

アドレス

http://www.asint.jp/~s-budou/

※クーポンもありますのでチェックしてくださいね。

なお、青蓮寺湖観光村でのいちご狩りは5月31日まで!
ぜひおでかけくださーい!

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本当においしいんだってばぁ~♪♪ あま~いよ~♪♪

あやのみえ旅!! 2011/2/18(金)放送

みなさん、こんにちは! 伊藤あやです

毎週金曜日「READY!」内
午前9時30分頃からお送りしている
 
あやのみえ旅(・∀・)

2011年2月18日(金)は

「四日市港ポートビル」をご紹介しました★


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四日市港は、全国およそ1,000ある港のうち
23港しかない特定重要港湾の一つです。

そんな四日市港を一望できるのが
この四日市港ポートビル内
14階の展望展示室 うみてらす14!!

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国道23号線を北へ走っていると右手に見えますし
行かれたという方も多いんじゃないでしょうか?
 
という話をしていたら・・・
 
リスナーのトオルさん、KELLYさんからも
ポートビルからの眺めがすばらしいですよね~
なんてメッセージも頂きました。みなさんよくご存知~!
ありがとうございました(・∀・)
 
さて、今回お話を伺ったのは
四日市港管理組合 國保映真さん(中央)です!

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四日市港ポートビルの高さは、100メートル
その高さは、四日市港開港100周年にちなみ
建てられたものなので、"100"なんですって!
 
ちなみに、建物では三重県で1番高いんです。
 
そして天気がいい時は、鳥羽の神島や
御岳山なども望めるそうです。

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見てください。このすばらしい眺めを~★

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さらに・・・

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こうした展望場所は四方4箇所あり
四日市の町を360度見渡すことができます!
 
またこの他!
 
日本では数少ない
貨物の積み下ろし現場を見ることができるのも魅力です!

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普段見るトラックやリフトも、こんなに小さく見える~(笑)
 
すると國保さんが、あの先にあるのは"自動車船"で
ここからアメリカなどへ自動車を輸出するんです。
 
大きな船だと、5000~6000台を
一気に積むことができるんだよ!と教えてくれました。
 
その後も、國保さんが
 
「伊藤さん、アレ見て~」
 
「そうそう。こっちはね・・・」
 
「僕、あの作業好き・・・」
 
と、大興奮!(笑)
 
特に男の子は好きなんじゃないかな?
 
でも、そんな話を聞いていると
 
なぜか・・・私も
 
「うわ~すごい!!」
 
と、一緒に盛り上がっていました(笑)
 
だって、こんな風に町の動きを
見られるなんてめったにないじゃないですか!
 
そうした様子を見ていたら
 
「何を運んでいるんだろう?」

「どこへ向かうんだろう?」
 
と、港の役割についても興味を持つようになりましたね~
 
考えてみれば、私たちの身の回りに溢れているものが
ここから生まれ、ここから世界へ送られているかもしれない。
 
そう思うと、それってすごいことですもんね♪
 
ちなみに、ポートビル1階には
貿易情報コーナーがあって

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自動車やコンテナなど、実際に輸出入されている
品物も見ることもできますよ!

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さて、続いては展望展示室の中をご紹介していきましょう!

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まずは、こちら

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模型と大型映像で四日市港を紹介する
「ナビゲーションシアター」上映時間は5分程度
 
その中央にあるのが、四日市市のジオラマです。

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大きさは、直径4~5mというところでしょうか。
こう見渡すと、海、山、工場と本当に広いんですね~
 
子どもたちが見学に来た時は
「私の家は、あの辺だ~」なんて言って
盛り上がるそうですよ。
 
ちなみに、私はその中から
 
ポートビルを見つけて、盛り上がりました(笑)
 
続いては、
 
「稲葉三右衛門の港づくり」

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明治期の港づくりの様子を
三右衛門人形の案内と紙芝居で紹介します。
 
こちらが、稲葉三右衛門さん

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はじめまして!(笑)

稲葉三右衛門さんと言えば
この四日市港を語る上では欠かせない人物
 
江戸時代、重さのある船を受け入れる
近代港湾が求められるようになり
そこで、稲葉三右衛門さんは
自らの私財をなげうつなど強い信念をもって作り上げました。
 
一言で、港を築いたと言っても
当時の土木技術では、港の修築や造成は
予想以上の難工事で
幾多の困難に遭遇しながらも
港の発展のために力を尽くしたんですよ

身も心も捧げたなんて・・・本当にすごいことですよね。

こうした三右衛門さんの港を
大切に受け継ぎ支えた人たちの紹介も・・・

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そうした多くの人の手によって、また苦労あって
明治32年に四日市港は開港場に指定され、文字どおり
国際貿易港としての第一歩をしるすことになりました。
 
他には・・・ 「港ささえる人たち」

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船の模型も・・・

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こうした各コーナーには、四日市港の歴史や今が分かる
楽しい展示がいっぱいです★
 
さて、こうした多くの工場が立ち並ぶ四日市
最近は、"工場萌え"という言葉も出てきて
注目されていますが
それもあって、こちらの来場者も増えているそうです!
 
それも特に★夜景★が人気!!

そう。ここは、土曜日は
午後9時まで(・∀・)開館しているんです~!

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というわけで、そんな夜の姿がこちら~

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キレイでしょ~♪

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他の方角も見てみましょう・・・

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※私のカメラでは限界がありますが
 本当はもっと、も~っとキレイなんですよ
 
私はこれまで、コンビナートの夜景は
車からや、船から見ることはありましたが
こうして見下ろすことは初めて!
 
工場夜景って独特ですよね~。
 
町の明かりとは、光の色や強さも違いますし
あのパイプの曲線とか・・・?

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↑って、ちょっとマニアック?(笑)
 
昼の姿もいいですが
また夜になると姿を変え別世界でした!
ちなみに、私が訪れたのは夜の8時過ぎだったんですが
やはりカップルの姿が目立ちましたね~
 
みなさんロマンチックな雰囲気を楽しんでいましたよ。

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その中で私は、邪魔しないように
取材しましたけど・・・
 
うらやましいぜ!(笑)
 
他にも、カメラマンも多かったですね。
その人気ぶりが伝わってきました!
 
でも、四日市港の魅力って
こうした眺めだけじゃないんですよね。
 
そう。四日市には始めに話したように
歴史と文化があります!
 
それをわかりやすく紹介したMAPが出来ました!
 
4月ごろから配布予定だそうですが
市民の方々の意見も盛り込まれているようで
普段なかなか足を踏み入れる機会の少ない旧港周辺などの
歴史的・産業的資源であるスポットの情報や地図が掲載されています。
 
さらに、モデルコースなどもありますので
これを片手に気軽に町歩きができるようになっています!
 
きっと、地元の方でも「へ~、こんな場所があったんだ~」と
新たな発見もあると思いますよ!
このMAPの完成によって
多くの方が、港をより身近に感じてもらえるといいですね★

もう少しすると、駅や公共施設やなどで
配られるそうなので見かけたら
ぜひ手にとってみてくださいね~!
 
そして、四日市港の歩みと、役割について知ることのできる
四日市港ポートビルにもお出掛けください♪


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■四日市港ポートビル
 
住所 三重県四日市市霞二丁目1-1
電話 059-366-7022
開館時間 午前9時30分から午後5時まで
夜間      土曜日と、7~11月の日祝日は午後9時まで
※入場は閉館の30分前まで

あやのみえ旅!! 2011/02/11(金)放送

みなさん、こんにちは! 伊藤あやです
 
毎週金曜日「READY!」内
午前9時30分頃からお送りしている
 
あやのみえ旅(・∀・)

2011年2月11日(金)は

「桑名の千羽鶴を広める会」をご紹介しました★

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「千羽鶴」というとみなさんは、どんなイメージがありますか?

"折り鶴を数多く糸に通して連ねたもの"ですよね?

でも、今回ご紹介した"桑名の千羽鶴"は連鶴のことを言います。


そして、驚くことに!


これらは、たった1枚の紙から、2羽、3羽・・・最高97まで!

連続した鶴を折ることができる特別な鶴なのです。

それも、のりやテープなどは一切使わず
たった3ミリで鶴と鶴がつながっている
姿は
まさに芸術作品とも呼べる、すばらしい鶴です!!


私もこれまで話には聞いていましたが

実際に見てびっくりしました~!

折り方は 横に繋ぐだけの簡単なものから
何層も積み上げて折る立体的なものまで、
全部で49種類★

それらの一部をご紹介していくと・・・

まず2羽が隣り合わせになった「妹背山(いもせやま)」

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ぴったりと結ばれたその形と美しさから
披露宴で飾られることもあるそうです。


そして続いては・・・5羽連なった「芙蓉(ふよう)」です

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クルッとすると、
見事な花びらが~

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それから、それから・・・

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「釣舟(つりふね)」です 縦に、こんなにもたくさんの鶴が!!

驚くのはまだ早い!こちらは97羽が連なった「百鶴(ひゃっかく)」

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折鶴の世界を超えているようなすばらしい作品

どれも色とりどりで、華やかですね~

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いかがですか?ほんの少しですがそのすばらしさが伝わったでしょうか?

昭和51年には桑名市の無形文化財に指定されています。

こうした桑名の伝統文化である桑名の千羽鶴を

多くの人に伝えていきたいと活動しているのが

「桑名の千羽鶴を広める会」
です!

こちらが、今回お話を伺った代表の高木文子さん♪

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全国各地を飛び回るほど、アクティブな方なんですよ~

そんな高木さんと一緒に折ったのが
親子の愛が溢れる作品「拾餌(えひろい)」です。

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親鶴が、子どもの鶴へ
えさを与えている姿を表現した鶴だそう。

たしかに、よ~く見ると左側
その様子が感じられますね。

さて、その折り方についてですが
普通ならすぐに正方形の折り紙を折っていきますが
この千羽鶴は、製図から始まります。
 
今回の場合だと、2つの鶴を折るので
あらかじめ用意したA4サイズの和紙に
定規やはさみなどを使って、このように正方形を2つ作ります。

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その2つを、3ミリで繋いでおきます。

上の写真からもお分かり頂けるでしょうか?

破れそう・・・と少し怖いのですが
丈夫な和紙を使用しているので大丈夫です!

さて、この桑名の千羽鶴を折るときには約束ごとがあるんです。

① 和紙を使うこと


② 破れたり傷つけたりしないよう
机の上ではなく手の上で折ること!
  はじめは難しいが2羽折ってみると
  意外に簡単に折れるようになるとのこと

③ 製図の段階で○印をつけ、○に向かって折る!
  折り方を間違えると、羽に結びついたりすることもあるので
  最初の折り方が肝心である!あとは、普通の鶴を折るだけ~!

以上の3つ。これさえ守れば多少コツはあるにせよ
誰だって折ることができますよ!

それにしても、和紙って本当に手触りがいいんですよね♪
温かみがあるというか・・・。自然と優しい気持ちになります。
そして、模様もキレイなので目でも楽しみながらできるよさがありますね!

そんな話をしていると、気がつけば高木さん!!
あっという間に鶴が出来てるー!!
 
高木さん曰く、和紙を手にするだけで
自然と指が勝手に動いてしまうので
おしゃべりしている間も鶴を折れるんですって(笑)
 
それでも鶴は完璧!なんですよ~すごいなぁ

ちなみに、2羽いる場合は
大きい鶴から折り始めたほうが邪魔にならないそう。
 
この鶴ならではですが、やはりつなぎ目が切れそうで非常に怖いんですが
高木さんをそれに対して
 
「見方を変えれば、たった3ミリで繋がっているというよさがあるよね?
 そのハラハラも楽しんで折ってもらいたいです」とおっしゃっていました。
 
たしかに、そうだ!
 
わずか3ミリで繋がる親鶴と子鶴・・・
その3ミリから絆の強さみたいなものも感じられたりしますよね~
 
折る時に感じたこと。
 
大きい鶴は普通に折ることができるんですが
小さい鶴のほうは一辺が4,5センチというものなので
これがなかなか難しい!!
 
で・す・が
 
これも慣れればすぐにできるそう。
怖いや、難しい・・・とあまり深く考えず
気軽に楽しみながら折っていくのがいいのかもしれませんね♪
 
それにしてもたった1枚で本当に折れるものなんですね~
 
決して疑っていたわけじゃないですよ(笑)
 
そんな楽しさを知ると、今度は3羽!じゃぁ次は4羽!
という風にみなさんその魅力にはまっていくそうです。
ウンウン(・∀・)わかる気がするな~!
 
こうして、今では多くの人に親しまれている桑名の千羽鶴
その歴史について、高木さんは
 
連鶴を考案したのは、桑名の長円寺の住職で
現在49種類残されているが
実際はもっと多くの種類を考案していたと言われているそう。

残念ながら、考案の原本は残されていないものの
こんなすばらしい鶴は、残さなければならない!と思った
住職の友人が、それらの一部49種類を書物に記したそうです。
 
それを今度は博物館の方が読み解き
私たちでもわかるよう本にまとめてくれたことで
現在へと受け継がれ、こうして私たちも折ることができるのです。
 
高木さんが、桑名の千羽鶴と出会ったのは
昭和40年頃、公民館の講座で受講した時のことでした。
 
そのすばらしさに感動し、なんとか多くの人に伝えたい!と思い
平成14年に「桑名の千羽鶴を広める会」を立ち上げました。
 
会を立ち上げるって一見簡単なことのように思えるかもしれませんが
これってすごいことなんですよね・・・。
そうして「会」を通じて後世に残す活動が始まりました。
この時はまだ3人でしたが、その後各地で講座を開くなどして
その輪が広がり、現在は20名の会員によって支えられています。
講座を開くと、県内だけでなく遠く広島や、沖縄からも
学びたいと言う方がたくさん訪れるそうです。
 
その活動は、市内の学校で子どもたちに伝える活動から
一般向けのもの。それは県外へも及びます。
 
そして最近はCOP10のオープニング映像でも紹介されたり
世界から、作品展を開きたい!などのオファーを受けるほど
桑名の千羽鶴は、羽ばたいています。
 
それもこうしたみなさんの活動のおかげですよね!
 
高木さんは、そのためならどこへでも行きますよ~なんて
力強い言葉も聴かせてくれました!頼もしいですね♪
 
そして最後に、高木さんに
「桑名の千羽鶴」の魅力について伺ってみました
 
とにかく和紙のやさしさ、やわらかさを自分で感じられること。
気持ちも穏やかになるでしょ?
それに1枚から思いがけない形になることの楽しさと、達成感がありますね。

また出来上がりで終わりではなく
その後も、家に飾ると心が安らかになるし
来客があったら、「これは何?」と話が膨らむこともある。

こんな風に1つの鶴から、どんどん人もつながっていくよさがある。
時には言葉の壁も越えて・・・世界がつながることができるんじゃないかしら?
私達はこうした文化を大事に
これからもみなさんに伝えていきたいと思いますと語ってくださいました。
 
時には、人と人をも結びつけてくれる「桑名の千羽鶴」
 
取材を通じそのよさを肌で感じることができて
本当によかったと思います!
そして、私も会員ではないけれどメンバーのつもりで
これからも桑名の千羽鶴のよさを広めていけたらと思います(・∀・)!
 
だって、こんなすばらしい文化が
桑名に、そして三重にあるなんて誇りじゃないですか~♪
 
ぜひ、みなさんも一緒に盛り上げてくださいね!
 
興味を持たれた方は、こちらまで・・・
 
現在、桑名市の六華園で体験可能です(入園料など別途必要)
 
また2月末までは
桑名市の大山田団地内にあるコミュニティプラザのロビーで展示中です!
 
この他、会についての情報はHPでもご覧いただけますので
こちらもぜひチェックしてくださいね~
 
 
詳しくは、HPのお問い合わせページから
もしくはTEL 080-3627-7120 まで!
 
なお、HPでは49種類全ての鶴をご覧頂けるギャラリーもありますし
実際に折ってみたいという方や
もっと鶴について知りたいという方は会が製作した本も発売中です!!

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そして最後!
 
代表の高木さんが折ってくださった
桑名の千羽鶴をプレゼントしまーす★
 
拾餌(えひろい)と
5羽が連なった「芙蓉」をセットにして
抽選で1名の方に~!欲しいという方は・・・
 
メール ready@fmmie.co.jp
FAX  059-223-0330
 
までお送りくださいね!締め切りは、2月16日(水)必着です
 
たくさんのご応募お待ちしていまーす!

あやのみえ旅!! 2011/02/04(金)放送

みなさん、こんにちは! 伊藤あやです
 
毎週金曜日「READY!」内
午前9時30分頃からお送りしている
 
あやのみえ旅(・∀・)

2011年2月4日(金)は

松阪市飯南和紙和牛センターをご紹介しました★


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みなさんは、江戸時代は紙幣として使われ
現在、三重県指定伝統工芸品にもなっている
深野紙(深野和紙)をご存知でしょうか。

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旧飯南町深野地区では
安土桃山時代に、美濃地方から
紙すき職人を招き紙すきが始まりました。
 
江戸時代には、紀州藩の藩札(はんさつ)紙幣として採用され
深野和紙=深野紙(ふかのがみ)は
全国でも屈指の良質の和紙としてその名声を高めました。

そして1820年代~30年頃にかけ
深野の9割が紙すきを生業とし
三重県唯一の紙すきの里として栄えました。
またそれだけでなく、明治4年には
国内初の郵便切手にも使われたそうです。
 
知ればしるほど、すごい歴史ですね・・・

しかし、昭和期以降
障子の需要が減ったことや、他の産地の機械和紙に対抗できず
紙すきは衰退。昭和44年には
すべての紙すき屋が廃業してしまいました。
 
つまり、深野紙という文化はこの時点で途絶えてしまったんです。
 
これだけ優れた製紙技術と歴史がありながら
途絶えてしまうなんて本当に残念なこと・・・。
 
そこで、なんとか深野紙を後世に残せないか
そのよさを伝えられないかと立ち上がったのが
「深野和紙保存会」で、昭和62年のことでした。
 
今回お邪魔した松阪市飯南和紙和牛センターは
平成4年に開館し、道具や和紙で作られた製品などを展示
また、紙すき体験を行なうなどして、深野紙を今へと伝えています。

中に入りまず目に飛び込んできたのが「松阪牛」と書かれた大きなのぼり・・・

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実はこの深野地区は、松阪牛発祥の地として知られています。

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町中には、石碑もあるんですよ!

深野地区は、和紙が有名ですが和牛の産地でもあります。

和紙と和牛に共通するものと言えば
どちらも生産に欠かせない 清らなかな"水"です。

たしかに考えてみれば、全国的に和牛で有名なところには
必ず和紙の文化がありますもんね・・・。納得です。

ということもあって、展示室には・・・

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松阪牛の紹介も~

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道具や、その歴史を伝えるパネル!

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さらに、奥にすすむと・・・

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こちらは、深野紙のコーナー

深野和紙ができるまでや、うつりかわりを示す年表などがずらり。

私たちが体験するのは、紙すきだけですが
実はそれに至るまでの作業がまた大変!

それに、寒さの厳しい冬の時期の作業は
本当につらいものがあります・・・。

そして、この他こんなものもありましたよ!

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かつて使用された紙幣(松坂銀札)です!

こうした歴史を学ぶと見えてくるのが

「深野と紙のつながり」

改めて深野は、手すき和紙には最適な町であることが分かります。

第一にさきほども話した"水"です。

水に鉄分を含まず、年間を通じて冷たいという点。
さらに、その水が豊富であることです。

というのも、紙すきの工程で乾燥に入るまでは
どの工程でも、多量の水を必要とします。
そのため、水がふんだんに使用できなければ
いけないというわけです。

このほか、冬の短い日照時間の中で
乾燥に必要な「南向きの斜面地」

そして、原料(こうぞやみつまた)

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が、近くにあるということ

これら和紙に必要な条件を
全てそろえているのがここ、深野地区
400年も昔から"紙の文化"が根付いています。

そして、いよいよ深野和紙の紙すき体験です!

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当日は、市内公民館の講座受講者のみなさんと一緒に
にぎやかに~(・∀・)!

まず、こうぞの繊維などが溶けた紙の原料液があり

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これに木枠をつけて・・・

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この時、必ず木枠は両手で支え
液につけたらそっと持ち上げ、前後にゆすります。

これを3,4回繰り返すんですが
これが結構力のいる作業なんです。

しばらくすると、腕がプルプル・・・

それに、角度をつけ傾けたり
恐る恐るすると紙が寄れてしまう結果に。

なかなか思うようにいきませんね。

それにしても色紙サイズの和紙を作るだけで
こんなに辛いのですから
その何倍もある障子紙を作るなんて本当に大変な作業だ~

ちなみに、こちらが障子紙作り!

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均等にするには、相当な経験がいるそうです

見てくださいよ!この美しさ・・・

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それを、こちらに重ねていきます。

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もちろん、1枚ずつ印をつけてですが・・・

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すごいですね~ 職人技です。

ちなみに、天日干しで乾燥させるとこんな感じ!

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さて・・・ 私の方はというと?

保存会会長の野呂修三さんのおかげで
こちらも、なんとかできましたよ~!

と、言ってもこれで終わりではなく
次は、この装置を使って水分を飛ばしていきます!

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それが終わると・・・

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木枠の左上に、"フッ"と息をふきかけ剥がします。

これがまたビックリ。紙がすっとめくれるんですよ~

そして、乾燥!

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はけを使い伸ばし、乾かしていきます。

そして、ついに できましたー!!

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なかなかの出来栄え?野呂さんありがとうございました!!

それにしても、たった1枚の和紙を作るだけで
こんなに大変だとは・・・。改めて紙の大切を実感しますね。

紙すき体験では、この和紙を1人3枚作ります。

そして体験が終わると・・・

「深野和紙保存会」会長の野呂修三さんから

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深野和紙の歴史や、魅力
さらに、紙ができるまでの工程やご苦労などが語られ
参加者へ保存会の思いを伝えました。

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みなさんも、メモを取りながら真剣な様子で話に耳を傾けます。

そして保存会は現在14名。それも70代が中心
多くの人の手で、深野の大切な文化を残していきたいとおっしゃっていました。

深野の和紙は、紙幣に使われただけでなく
和傘や衣にも使われるほど丈夫なすばらしい紙です。

それに用紙では決して出せない手触りと
"使う"という手段だけでなく
見るものに安らぎを与えてくれるやさしさがあります。

私たちの周りには、紙が溢れ
普段、こうした1枚が作られるまでの苦労を考えることはほとんどありません。

今回の体験を通じて改めて紙の大切さ
さらに和紙のよさを考えるいい機会になりました。

それになんと言っても、深野には400年も昔から
紙の文化があったということは驚きでした。

保存会では、現在 郷土学習の一環として
市内の小・中学生や、一般を対象に
こうした紙すき体験の活動い多くの人に伝える活動を行っています。

ぜひみなさんも、ここを訪れ
話を聞き和紙のよさを肌で感じてくださいね!

そして、今回みなさんにプレゼントを買ってきました♪

深野和紙で作られた銀札(紙幣)のレプリカです!

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ちなみに、これをお財布の中に入れておけば
お金がなくならない?という話も?

これを抽選で2名の方にプレゼント!

ご希望の方は、

メール ready@fmmie.co.jp
FAX  059-223-0330
※締め切りは、2月9日(水)必着

までお送りくださいね。たくさんのご応募お待ちしています!

そして、最後は・・・

参加者&保存会のみなさんとハイポーズ★

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とっても楽しかったです!みなさん、ありがとうございました~♪♪


■松阪飯南和紙和牛センター

住所 松阪市飯南町深野3232番地 
    ※松阪インターから車で約25分

料金 入館無料

体験 5名以上で事前予約が必要(体験料別途必要)
     なお天然ののりを使用しているため
    体験時期は、冬の時期2月下旬まで
    
電話 松阪市教育委員会飯南教育事務所
    0598-32-2300